ゲーム内の音楽についての閑話

どうもこんちわ。
聞いた話によれば明後日からコミケだそうですね。
買いに行く方も売りに行く方も寒さに気をつけて頑張ってください。
俺は家でぬくぬくしてます。

時間が空いたので「ゲーム音楽」に関してうだうだだらだらと。











ゲーム音楽は好きですか?
ジャンルもピンキリですしゲームの数だけ音楽がありますから
一概に言うことはできませんが、
このゲームの曲は全部好きだ!とか
このゲームの中のこの曲がすごく好きだ!ってのは一つくらいきっとあるでしょう。



ゲーム音楽ってのはその辺の邦楽や洋楽などとは何が違うんでしょうか?

邦楽を聴く時ってのはどんな時でしょう?
気に入ったアーティストの曲を空いた時間にしんみりと聞く。
ミュージックビデオと合わせて聞く。
CMソングで流れているのを聞く。
作業のお供としてアルバムを流しておく。
色々あると思います。


ゲーム音楽は、サントラになった後は除きますが
基本的には「ゲームをしているときにのみ聴く(ことができる)音楽」です。
心をいやす、やる気を引き出すなどの明確な目的を持ってこちらから聞くものではなく
ゲーム側がグラフィックや効果音とともに「演出」として聞かせているものです。
ドラマなどの(主題歌などでなく)劇中で流れる音楽もこれと似た感じですね。




ゲームをプレイしている間、プレイヤーは基本的に
「ずーっと音楽を聴いている状態」になります。
ロード中は無音になるものも多いですがまぁロードの間はゲームプレイに含めないとして。
ゲーム演出としてあえて無音やBGMなしにされているとき以外は常に何かしらの音楽がかかっています。


ゲームというのはある種「我に返らせたら負け」みたいなとこがあります。
ゲームを遊んでいる間はその間だけでも
その仮想空間に没頭してもらわないといけません。
「俺何やってんだろ…」と思わせてしまったら一気に興味を失い
最悪そこでそのゲームをやめてしまう可能性すらあります。

それらを防ぐための一環としても、雰囲気づくりのために
常に音楽などの演出を施してゲームの世界を作り上げ続けなければなりません。
ミニゲームならともかく、アクションやRPGなどはがっつりやるものですから
プレイヤーをがっちりつかんでおく必要があります。





自分はゲーム製作においてある程度音楽を自作しているとはいえ
マジモンのサウンドディレクターの方々とは比べ物にならないくらいアレなので
突っ込んだ話はできませんが
「ゲームに合わせた音楽」というのを作るのはなかなか大変だと思います。





ゲームのメニュー画面、或いは何らかの作業が続く場面。
こういった場面はプレイヤーが頻繁に訪れたり
長期間滞在することになります。


ここであまりやかましい曲や荘厳な曲を当て込めてしまうと
すっげえ耳障りになります。
最悪オプションでBGMボリュームを0にされるか本体やテレビの音量を0にされます。


長時間であるため、必然的にループ曲になります。
プレイヤーの耳に心地よいBGMを流しながら長時間作業してもらったりする必要もあるので
そういったBGMを用意しなくてはなりません。
ここでいい曲が用意できればプレイヤーが作業を苦に感じる程度も軽減できるでしょうし
ゲームが終わった後も曲を聴くだけできっとゲームをやっていたその時を強く思い出すでしょう。





アクションゲーム(RPGでもいい)であればやはり
「ステージにあった曲」というのが大事ですね。
音だけですべてを表現するのは難しいでしょうけれど
ある程度BGMだけで「ここはこういうとこだ」と想像つかせることはできるはずです。


今までやってきたゲームで「砂漠」「氷の世界」「宇宙」みたいなステージがあれば
それがどんなBGMだったか思い出してみましょう。
なんとなーくではありますがそれはそのゲームをやったことがない人でも
ある程度その情景を想像できる曲ではないでしょうか。
きっとそのゲームはいいゲームです。
逆に全く想像できなくてもその雰囲気にマッチしているのならそれはそれですごい曲だと思います。




あとは状況に応じた適切な曲を。
流石にこれは馬鹿でもわかるでしょうけども
プレイヤーが急がなければならない状況で普段と同じまったりした村の曲がかかってたり
妙に明るい曲が流れてたりしたら拍子抜けしてしまう
でしょう。
RPGで村の一大事に急いで帰らなくてはならない。
ホラーゲームで何かから捕まらないよう必死で逃げなくてはならない。
アクションゲームでタイムアップが近い。
こういう時であればプレイヤーを焦らせる緊迫した雰囲気の曲や
アップテンポの曲、おどろおどろしい曲を用意すればいいでしょう。



音楽とは若干関係ありませんが
特にRPGだと「この先一体何が起きるんだろう?」とシナリオの続きが気になるよう
どんどん促していかないといけません。

そのためにプレイヤーは敵を倒したり、経験値を稼いだり
めんどくさいダンジョンを踏破していくわけですから。



そういう演出を完成させるためにやはりBGMは重要です。
ほんとに例えばですが
「テイルズオブファンタジア」というRPGがあります。
テイルズシリーズの一作目です。
主人公と友人が森に狩りに出かけている間に主人公たちの村が襲撃にあい
村人全員皆殺しにされるという割と凄惨なイベントが開始10~20分くらいで発生します。



森で最初のチュートリアルボス的なイノシシを狩り終わると
今まで森ののんびりしていた曲だったのが
けたたましい鐘の音とともに緊迫したBGMに変更されます。


プレイヤーは音周りの演出のおかげで「急いで戻らなきゃ」という気持ちとともに
「何か悪いことが起きたんじゃないか」というのを何となく察することができるはずです。

さっきも書きましたけど世界観にプレイヤーを没入させるのが大事なわけですから
感情移入させたり先を見たくなるような展開をどんどん出すための雰囲気づくりとして
BGMはとても大事だと思います。
プレイヤーは駆け足で村に戻り、悲痛なイベントを眺めることとなるでしょう。
ここで村を放置して戦闘を繰り返したり森を探索してたらそいつはへそ曲がりかサイコ野郎です。





これは俺しょっちゅう言ってることなんですが
「BGMのアレンジ」ってすごく大事というかすごくいい演出だと思います。 
完全な新規一曲、ではなくすでに作ってある曲をちょっと変えて導入します。



例えばここにRPGがあります。

オープニングで流れていた曲や最初のダンジョンで流れていた曲のアレンジが
最後のダンジョンで流れていたら
どうでしょう。

ゲーム中に何度も聞いた戦闘曲のアレンジ、または戦闘曲たちをつなげてアレンジしたメドレーが
ラスボス戦で流れていたら
どうでしょう。

ゲーム中何度も訪れて何度も聞いた音楽のアレンジがラスボス戦やエンディングで流れていたらどうでしょう。


間違いなく俺は心を打たれると思います。
RPGであれば、きっとそれまでプレイしてきた思い出というか
ここにたどり着くまで長かったなぁという軌跡を思い返させてくれると思います。




例を挙げるならば、(ちょっと急だと割と直近のしか思い出せないのでアレですが)

ペルソナ3はゲーム中何度も訪れる「ベルベットルーム」という場所で流れている
(それどころか過去作で何度も使用されている)曲を
戦闘曲風にアレンジしたBGMがラスボス戦で流れます。

ペルソナ4はタイトルで流れている曲やイベントで流れるしんみりした曲が
ボス戦で戦闘曲アレンジで流れていますし、最終的に
それをアレンジしたもの(逆にこれがもとでしょうけど)がエンディングで歌詞付きで流れます。
通常戦闘曲をオーケストラアレンジ(+ボス曲アレンジ)したものが真のラスボス戦で流れます。

テイルズオブリバースでは上記で書いたまんまというか、
それまで聴いてきた戦闘曲たちがメドレー形式でアレンジされたものがラスボス戦で流れます。

チョコボの不思議なダンジョン2では
ラスボス戦がなんとチョコボのテーマの戦闘曲アレンジです。
FFファン的にも嬉しいかもしれませんが、ゲーム中何度も流れる陽気なチョコボのテーマが
まさかの熱い戦闘曲アレンジで流れます。

SLGですが「半熟英雄対3D」というゲームでは
最初のステージのフィールドで流れていたピコピコ音のBGMが
最終ステージのフィールドで荘厳なアレンジを施され流れます。


こういう演出があるとBGMだけなのにものすごいしびれます。


BGMと関係ないし前に記事で書きましたが
「チョロQ3」は最終ステージが今までさんざん走ってきた「チョロQシティ」が
レースコースになるという演出があり、こういうのもすごいグッときます。



あとは、続編において前作の曲などが要所でそのまま使われたり
アレンジされたものが流れたりしてもやはり思い出が蘇ってきて目頭が熱くなります。
画面演出など何もなくても音楽だけで心を打つ粋な演出です。




テーマ一貫というのも大事です。

ジャンピングフラッシュというアクションゲームですが
このゲームは一つのワールド(ワールド内にステージが3つ)において
音楽のテーマがある程度固定されています。

ワールド1は「草原」「火山」「ボス」という流れなのですが
草原ではさわやかな曲が流れ
火山ではそれをアレンジしたおどろおどろしい曲が流れ
ボス戦ではそれを戦闘曲アレンジしたものが流れます。

ワールド2では「砂漠」「遺跡内」「ボス」という流れになり
砂漠では砂漠+アラビア(?)っぽい曲が流れ
遺跡内ではそれをくぐもらせ大人しくしたアレンジが流れ
ボス戦ではそれの戦闘曲アレンジが流れます。

こういう手法を取られるとものすごいその曲やフレーズが頭に残るんですよ。
プレイしながら結構ノリノリになります。


何のゲームだったかパッとは思い出せませんが
ゲーム内全てのBGMが一曲のアレンジで構成されているというゲームも存在します。




色んなこと書きすぎてどうまとめたかったか忘れてしまいましたが
ゲーム音楽というものはゲームを盛り上げ、作業や世界観に没入させ
心を打つ演出となり、思い出とともに脳と心に深く刻み込まれます。
ゲームを構成する要素として、また縁の下の力持ちとして(主役を食う時もありますが)
耳でも楽しみながらゲームをプレイしていきたいものです。







時々思い出したようにまた何か書きます。
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こちらの記事もよろしく。

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Secret

斑鳩とか風来のシレンなんかはフレーズ統一系だったはず
なんにせよBGMはゲームにはかかせない存在ですよね
印象深いゲームのBGMはいつまでも覚えているものです

プログラムがないとゲームは動かないしグラフィックがないと華がないしですが
BGMもなかったらすごく寂しい感じになっちゃうでしょうしね
プロフィール

いすぃ

Author:いすぃ
ゲームを作ってたりゲームしてたり何もしてなかったりしてます

お仕事あれば請け負います。
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